個人誌『山鳩』/『緑蔭だより』


個人誌
『山鳩』創刊

    

散文による小さな試みを続けています。それらは詩のようであり、小説のようであり、エッセイのようであるかもしれません。作品のどれかひとつでも、読者の胸にとどいてくれることを願ってこの冊子を作りました。

A5判 24頁 限定50部 頒価 各500円(送料込)

1号(売切)
テン/ツマグロヨコバイ/カネタタキ/目の穴/白/コウモリ/「あゝ暗」

2号(売切)
母は/変化/炬火/薔薇/ひとひらの羽根/それではみなさん/ギンリョウソウ/シオカラトンボ

3号(残部僅少)
鳩の時間/絵の教室/廃船/虹の腕/リュウノヒゲの青い実/たまご/目的地/VALSE

4号(残部僅少)
机/猫/日々/「天然の美」/三月のカナヘビ/木のそばに/帰ってきたひと/夜の列車


5号
水中楽座/カナヘビ二態/池で/ソシソン/夏の果て/おそろしい話/トチの実/暁闇のころ
老眼鏡/笑う娘

6号(残部僅少)
O町の人びと寒い
梧桐の種子桃の花ずつないにきび泥の家


7号(売切)
いきむ/身近なもの/額縁/冬の入口/仙人草/手枕/北の眺め/龍の骨/男の料理/笑う

8号
(残部僅少)
夏のはがき眠るまえに女の場合バナナ絵を描く体の何か思いつめる庭で雨降りの日には秋海棠土のうえ

(売切)
ふっふっ/ヘラオオバコと円運動/どうぞ/「空」/掌のうえに/落葉/ながい夜/ひと雨欲しい/雑木林で

10(残部僅少)
晩冬/花と虫/豆腐のかけら/射干の花/耳垢/五月/おまえの髪は/蔓/尾形亀之助だって/鳥、猫など/寝苦しくて

11(残部僅少)
二羽の鳥/ぬか雨/晩秋/ヨメナ/ナラ枯れ/うつわ/縁を滑る/もうひとつの冬/郵便物/きこえる/洞/そばを通ると

12
お茶が冷めていくだろう/祖母たち/沈む/秘密/魔女/日付け/一一月も末/ナラ枯れその後/めしつぶ/朴の落葉/冬の光景




『緑蔭だより』
(残部僅少)



近くに都立狭山公園と八国山緑地があります。その日の気分によって、たいていどちらかへ散歩に出かけます。陽と風と緑と土と水と小さな生きものたち、日によって形を変えるそれらに接することにより、こちらの五感までが研ぎ澄まされ豊かになっていきます。そうしたなかから生まれてきたものたちを刺繍と散文の組み合わせで構成し、小さな一冊の本を作りました。どうぞご覧になって下さい。

B5判 42頁 1,800円(送料込)






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岩阪恵子